夏の新生児の肌着素材は何がいい?枚数や選び方も解説!
年々暑さが増している日本の夏、これから生まれてくる赤ちゃんとどの様に過ごしたら良いか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな夏生まれの赤ちゃんのパパママの為に、今回は赤ちゃんに最も身近で、必ず必要である「肌着」について解説したいと思います!
ずっとお腹の中で守られていたのに、急に外気に晒される赤ちゃん。
不安にならないよう優しい素材で守ってあげたいですね!
どんな肌着が必要で、赤ちゃんにとって心地よいのはどんな素材なのでしょうか?
赤ちゃんが快適だとパパママも穏やかに過ごせますよ!
是非最適な肌着選びの参考にしてください。
新生児に必要な肌着の種類と枚数は?
夏のベビー用肌着は主に短肌着・コンビ肌着・ボディースーツ型肌着の3種類。
【短肌着】3か月頃まで
短肌着はお尻くらいまでの長さ、丈の短い素肌に直接着せる定番の肌着です。
夏以外にも通年使えますので、汗取の為かならず準備しておきましょう。
暑い時期室内では1枚で着せてもかまいませんが、その上にコンビ肌着を着せるのが基本の着せ方です。
【コンビ肌着】
コンビ肌着は足まで覆う長さがあります。
冷房が効いた室内での保温や体温調節に重宝します。
股の部分が分かれていて、ボタンで留める事ができますので、活発に足を動かす赤ちゃんでも大丈夫。
3か月以降であれば、暑い時期にはコンビ肌着1枚でも良いでしょう。
【ボディ肌着】4か月頃から
股の部分がスナップになっているので、お腹がはだけてしまう事がなく安心です。
前開きタイプやかぶりタイプ、半袖やノースリーブのものなどバリエーションが多く、動きが激しくなってきた頃からは短肌着の代わりに使える便利な肌着です。
赤ちゃんに必要な肌着の枚数
赤ちゃんは、体温調節機能が未発達。小さい体ながら汗腺の数は大人と同じなので、とっても汗っかきです。湿度が高くなると不快になってぐずってしまう事もありますし、首やわきの下、足の付け根など見えにくい場所ですが汗だまりができきやすく、そのままにしておくと肌荒れしてしまう事も。
そういったところもチェックしながらこまめに肌着を変えましょう。
ミルクの履き戻しやオムツ漏れなどで汚れる事もありますので、1日に2~3回程度着替える事を考え、汗取用の短肌着5~6枚、温度調節用のコンビ肌着5~6枚は用意すると良いでしょう。
夏の新生児におすすめの肌着の素材と選び方
夏の新生児におすすめの肌着の素材
赤ちゃんの肌着素材は、肌に優しく吸水性、通気性、透湿性に優れた綿100%を選びましょう。
夏におすすめの素材は「ガーゼ」「天夏の新生児に竺」「フライス」など。
「ガーゼ」は平織の生地で、やわらかな肌触り。通気性、速乾性に優れ暑い夏にぴったりの素材です。伸縮性はやや劣ります。
「天竺(てんじく)」は平編み生地で、薄手でさらっとした感触。通気性に優れており、春から夏におすすめ。Tシャツなどにも使われる素材です。伸縮性はフライスに比べるとやや劣ります。
「フライス」はメリヤス編みのニット生地で、やわらかな質感。やや厚手で、年間通して使用可能。
伸縮性の高さが持ち味です。
新生児の肌着の選び方
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の半分の約1mmしかなく、外刺激にとても弱いです。そして、大人の2~3倍は汗をかきますので、肌を外刺激から守り、汗を取る為に、夏場でも必ず肌着を着せましょう。
肌着のサイズは生まれた時の大きさによりますが、標準であれば50-60cmからスタート。
3か月をめどに成長に合わせて70cm、80cmと10cmずつサイズアップしていきましょう。
サイズが大きすぎると汗を吸わず動きにくいので、できるだけジャストサイズを選んでくださいね!
新生児の肌着の着せ方
夏の暑い日の室内では短肌着1枚でも構いませんが、基本の肌着は短肌着(汗取用)+コンビ肌着(温度調節用)の二枚重ねです。
赤ちゃんの様子を見て選んでくださいね。
夏の 室温はエアコンを使い25~28℃前後を保ちましょう。室内外の気温差が大きすぎると赤ちゃんは体温調節できず体調を崩してしまうおそれがある為、外気温マイナス5℃前後が最適と言われています。エアコンの風は赤ちゃんに直接当たらない様に注意してください。
夏のお出かけの際は、汗を書いたら取り替えられるようにやはり短肌着は必須、替えの肌着を忘れずに持って行きましょう。
上に着せるカバーオールは紫外線から肌を守る為、夏でも薄手の長袖がおススメです。新生児期であれば短肌着とコンビ肌着におくるみなどでも。
お着替えの時はあらかじめコンビ肌着やカバーオールの中に短肌着の袖を通してセットしたものを広げ、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせるとスムーズです。
袖に手を通すときは、着せる人が肌着の外から手を入れて赤ちゃんの手を迎えにいきましょう。
赤ちゃんの手を引っ張らず、逆の手で肌着の方を引っ張ると無理なく着せる事ができます。
紐をリボン結びしたら、背中の部分がしわにならないようお尻を軽く持ち上げ裾を引いて整えます。お着換え中も、声かけをするなどコミュニケーションをとって赤ちゃんを安心させてあげてくださいね!
夏の新生児おでかけの注意点や工夫
夏の赤ちゃんのお出かけは熱中症に注意です。できるだけ紫外線が多い10時~15時を避け、早朝~9時頃まで、もしくは夕方涼しくなってからが良いでしょう。
又、腎機能が未発達で、おしっこの量を調節できない為、知らないうちに脱水症状になってしまう事も。水分補給はこまめにしましょう。
汗っかきで大人より体温が高い為、蚊に刺されやすいので、虫刺されにも注意が必要です。
蚊の多い水場のある公園などは避け、ガーゼやタオルを持ち歩き、こまめに赤ちゃんの汗をふいてあげましょう。
夏の新生児のお出かけに用意しておくといいもの
【体温調節グッズ】
室外ではデリケートな肌の赤ちゃんが強い紫外線を受けない様、又店内でのエアコン対策におくるみやベスト、カーディガン、ポンチョなどはおりものを用意して持っていくようにしましょう。
【紫外線、熱中症対策グッズ】
日よけが大きめのベビーカー、ベビーカーに取り付ける保冷剤の利用や、赤ちゃん用の日焼け止めを塗るのも良いでしょう。
【虫対策グッズ】
虫よけも赤ちゃん専用のものがあります。大人と同じスプレーは使用できませんので、かならず赤ちゃん用の物を。クリーム、ジェル、シールや、ベビーカーにつるすタイプの虫よけなどあります。虫刺されは大人よりも腫れてしまうので、もし刺されてしまったら清潔にして早めに薬を塗ってください。アレルギー反応や感染症の恐れもありますのでたかが虫刺されと軽く見ず、その後の赤ちゃんの様子で異常を感じたらすぐにお医者さんに診てもらいましょう。
夏の新生児の肌着の注意点や外出時の工夫
外は暑いですがお店などの屋内では思った以上にエアコンがきいている事も。肌着が湿っていたら出来るだけ早めに変えてあげたい所。
でもお出かけ先ではすぐに肌着の着せ替えが難しい事も多いですね。
ガーゼや汗取パットを1枚背中に挟んで、汗をかいたら取るようにすると交換回数を減らす事が出来ます。
夏でも素材にこだわって新生児の肌着を選ぼう!
夏場室内では短肌着(4か月以降はボディースーツ型でも)をベースにコンビ肌着で調整。
お外に出かける時はその上におくるみか、短肌着の上に薄手の長袖カバーオールを合わせるとよいでしょう。
暑い時はカバーオール一枚で良さそうと思いがちですが、基本素肌の上には肌着を。
赤ちゃん用の肌着は汗を吸うだけでなく、タグや縫い目が肌にあたらないよう外縫いされているなど、デリケートな肌に優しく作られています。
汗をそのままにしておくと、不快でご機嫌が悪くなるだけでなく、風邪をひいてしまったり、あせもなど肌荒れの原因にもなります。
汗をしっかりと吸いとり、肌触りがやさしく、保温の役割もしてくれる、綿100%の肌着を選びましょう。
暑い夏、パパママも赤ちゃんも穏やかに過ごせるようにしたいですね!